2022年9月に発行の『アナキズム文献センター通信』62号に掲載したエビハラヒロコさんの「初めに、本があった—展示「ある革命ストライキの記録」に寄せて」をウェブにアップします。(一部文言修正)
初めに、本があった—展示「ある革命ストライキの記録」に寄せて
富士宮にある文献センターの書庫には、アナキズムに関するスペイン語の書籍のコレクションがある。「平井文庫」と名付けられた、エスペランティストの故平井征夫氏の蔵書の一部だ。文献センターのサイトに掲載されたリストを一瞥しただけで、スペインにおいてさえ限られた場所でしか手にすることのできない貴重な本が日本にあるとわかった。実物を手にとってみるために現地に赴くと、富士山の麓に広がる茶畑の中にポツンとある小屋がセンターの書庫(移転前の旧書庫)だという。中に足を踏み入れて、スペイン語のタイトルがぎっしりと詰まった書棚を目にしたとき「亡命アナキストの本棚みたいだ!」と思った。続きを読む →




